ミャンマー最大都市ヤンゴンの市街地を走る鉄道の大規模な改修事業が日本の支援を受けて始まり、18日、記念の催しが開かれました。 式典には、ミャンマーのタン・ズィン・マウン運輸・通信相のほか、日本の丸山市郎ミャンマー大使などが出席しました。 両国の代表者が着工を記念してくわ入れ式を行いました。 ヤンゴンには日本のJR山手線と同じように市街地を1周する鉄道の環状線がありますが、老朽化で列車の脱線や遅れが頻繁に起きることが問題となっています。 今回の事業は、円借款で、信号システムなどを今後3年かけて改修し安全性やスピードを向上させるもので、改修が終われば1周およそ46キロの環状線を回るのにかかる時間が、現在のおよそ3時間から1時間半程度へと半分に短縮できるということです。 工事を請け負う大手商社、住友商事の秋元勉常務執行役員は「ミャンマーは市場の潜在力が非常に高く、経済成長への期待は大きい」と話し