米Intel(インテル)が、ファウンドリー(製造受託)事業「Intel Foundry Services:IFS」の強化策を矢継ぎ早に打ち出した。IFSは、2021年3月に同社が発表した製造戦略「IDM 2.0」の目玉である。今回明らかになった強化策は3つ。(1)ファウンドリー企業のイスラエルTower Semiconductor(タワーセミコンダクター)の買収、(2)ユーザーの開発・設計を支援する、いわゆるエコシステムの本格立ち上げ、(3)エコシステム強化向けの10億米ドル(約1150億円)のファンドの設立である。 1つ目の強化策として買収するTower Semiconductorはアナログ半導体のファウンドリーで、高周波やパワー、シリコンゲルマニウム(SiGe)、産業用センサーなどに強みを持つ。自動車やモバイルなどの分野に顧客がいる。同社はイスラエルに6インチ(150mm)ウエハーの工