BIOS上で「ネットワークブート」の選択肢がある場合、CDやフロッピードライブが搭載されていなくてもLinuxインストールが行える。ここでは、PXE(Preboot eXecution Environment)対応のネットワークアダプタを前提とし、Red Hat Linuxのインストーラが起動するまでの手順を紹介しよう。 CD/FDドライブの標準搭載されていないノートPCなどでは、ネットワークブートが効果的だ ただし、インストーラ画面までたどり着くためには、次のような条件を満たす必要がある。ハードウェア面ではPXE対応NICさえ用意できればよく、あとは以下に解説するソフトウェア設定で可能だ。 1. クライアントにPXE対応のネットワークアダプタが搭載されている(BIOSからネットワークブートが可能) 2. LAN内のサーバにDHCPサーバソフトが稼働 3. LAN内のサーバにTFTPサーバ