自分自身がスタートアップの世界にいるからかもしれないけれど、年々「起業」という言葉が身近になっているような気がします。 ベンチャーからスタートアップという呼び名が一般的になり、時代の先をいく仕事、働き方として周りから「うらやましい」と言われたり。 中にいると気づきづらいけれど、今の状況もある意味バブルなんだろうな、と思います。 そんな中、冬休みに読了した「再起動 リブート」。 市川さんの記事で "日本版「ハードシングス」"と書かれていましたが、まさにその表現がぴったりくる、頭をガツンと殴られたような衝撃のある一冊でした。 時代に翻弄され、首の皮一枚のギリギリな状況を切り抜け、うまく軌道に乗り始めたと思った矢先にまた世の中の流れに足元をすくわれ…と休むまもなく次々に起こるドラマに、ノンフィクションであることを忘れて思わず物語の中に引き込まれてしまいます。 何度も訪れる危機に一緒に胃を痛め、理