【豊後高田新聞】故・方倉陽二の足跡 [2013年04月03日 09:43] メールで記事を紹介する 印刷する <左>亡くなる数年前の方倉陽二<右>発行部数102万部を超え、ファン必携の本だった方倉陽二著「ドラえもん百科」(藤子・F・不二雄監修、小学館)。現在は絶版 知る人ぞ知る豊後高田市出身の漫画家、方倉(かたくら)陽二(1949~97)。「ドラえもん」の原作者、藤子・F・不二雄の右腕として活躍し、副読本「ドラえもん百科」を描いた漫画家だ。この国民的児童漫画のキャラクター設定は実は方倉が考えたもので、ファンの間では「方倉設定」と呼ばれているとか。市出身漫画家の足跡を追ってみた。 デッサン力生かし活躍 方倉陽二は1949年3月、豊後高田市田染相原に生まれた。高田高校を卒業して大学進学を目指すが、経済的事情で断念した。父の仕事の都合で北九州市に移住した後、子どものころから特技だった「落書