落語家・柳亭小痴楽(30)、講談師・神田松之丞(35)が真打ち昇進が28日、決まった。所属する落語芸術協会(三遊亭小遊三会長代行)が同日、都内で理事会を開き、来年2019年9月下席に小痴楽の、2020年2月中席に松之丞の真打ち昇進をそれぞれ承認した。 小痴楽、松之丞は同協会二ツ目11人で結成したユニット「成金」で人気を博した。小痴楽は江戸っ子の雰囲気を色濃く出す落語家として活躍。父親が5代目・柳亭痴楽の2世落語家だが、父親は闘病の末、小痴楽の二ツ目昇進を前に亡くなっている。松之丞は「チケットの最も取れない講談師」との異名を取るなどブレークしていた。 同協会での真打ち昇進は例年5月で、小痴楽は順当に行けば2020年の5月の昇進だったが、人気、実力を評価。前倒ししての9月の真打ち昇進を決定。単独での真打ち昇進は2004年の桂米福以来、15年ぶりとなる。松之丞は数年前から席亭の推薦での真打ち昇進