ひと昔前の若者のステータスといえばクルマだった。しかし近年は自動車への関心が薄れ、若者のクルマ離れ傾向が加速していることが、日本自動車工業会が発表した「自動車に対する意識調査」の結果によって判明した。 特に興味深い結果となっていたのは現役大学生の欲しいもの及び関心の高い製品のランキング。パソコンやファッション、国内旅行などが上位に連なる中で、自動車は17位と大きく順位を下げている。 ちなみに40~50歳代では音楽、映画などに次いで7位、20~30歳代では10位だった。 自動車の購入姿勢では、現役大学生は「買いたい」と答えたのが33.7%、20~30歳代で40.0%、40~50歳代で38.0%という結果に。現役大学生の、特に男性の間で購入意欲の低下、購入時期が遅れる傾向が見られる。さらに、入門車として新車を選ぶとしたのが現役大学生で49.0%、中古車を選ぶとしたのが23.9%。若