大手銀行5グループの平成21年3月期連結決算が15日、まとまった。みずほフィナンシャルグループ(FG)が、5888億円の最終赤字(前期は3112億円の黒字)を計上したのをはじめ、三井住友フィナンシャルグループと中央三井トラスト・ホールディングスの3グループが赤字に転落した。19日に決算発表する三菱UFJフィナンシャル・グループを合わせると、大手6グループの最終赤字は計約1兆2000億円に上る見通しだ。 景気後退で経営が悪化する取引先企業が増え、不良債権処理費用が増大したほか、株価低迷で保有株の評価損処理が膨らんだことが響いた。銀行の業績悪化は、貸し渋りなどにつながり、さらに景気を冷え込ませる懸念がある。 15日決算発表したみずほFGは、不良債権処理費用が前期比5・8倍の5393億円にも達した。会見した塚本隆史社長は「昨年度の前半は建設や不動産が中心だったが、後半からは全業種と海外に広がった
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