奔放な音楽的野心と慎重さ、平常心……もろもろのうえで編まれたポップスの数々で、リスナーとの信頼関係を築いてきたCymbals。〈これまで〉を振り返りつつ、ニュー・アルバム『Love You』に込めた情熱を語る! Read Me! 本文に入る前に読んでほしい、Cymbalsの〈これまで〉回想&メンバー語り下ろし 69年5月18日生まれの沖井礼二(ベース/ギター)、76年3月22日生まれの土岐麻子(ヴォーカル)、70年12月24日生まれの矢野博康(ドラムス)の3人によってCymbalsが結成されたのは97年6月のこと。しかしながら、ある日突然出会って結成されるわけもなく、そこに至るまでのプレ・ヒストリーというものがございます。 94年、沖井が違う音楽サークルで活動していた矢野をバンド(非Cymbals)に誘うことから始まります。 「面識はなかったんだけど〈あそこのサークルに矢野ってドラマーがい