2月9日、マリフアナの使用が睾丸がんのリスクを高める可能性があることが明らかに。写真はオランダ南部ベルヘンオプソームで売られるマリフアナ。昨年11月撮影(2009年 ロイター) [ワシントン 9日 ロイター] マリフアナの使用によって、特に悪性の睾丸がんの発症リスクが高まる可能性があることが分かった。米国の研究者らが9日に専門誌「キャンサー」に発表した論文で明らかにした。 シアトルにあるフレッド・ハチンソンがん研究所のスティーブン・シュワルツ氏らは、同地域に住む18―44歳の男性を対象に、睾丸がんを患う369人と、そうでない979人を比較。現在マリフアナを使用している人は、使用していない人に比べ、睾丸がんにかかる確率が70%高いことを突き止めた。 10年以上マリフアナを使用している人や、週1回以上使用する人、18歳未満から使い始めた人が、最もリスクが高いとみられるという。