前回、「TAJOMARU」の、特に脚本について酷評させてもらったら、お二人の方からコメントで、あの脚本は市川森一氏の書いた第1稿が、製作費がかかる割に芸術的過ぎる…と製作委員会(特にフジテレビ)からクレームがつき、プロデューサーの山本又一朗氏がほとんど書き直したものだと教えていただいた。 出来が悪い脚本を修正して良くする、のであれば問題はないのだが、“素晴らしい出来”(山本P談)だった第1稿の脚本が、書き直してこんな酷い出来になったのなら、本末転倒である。 同じような事が「アマルフィ 女神の報酬」でも起きている。真保裕一氏の書いた第1稿には、イスラム系のテログループが登場するのだが、クレームが出るのを怖がったのか、これらのエピソードをカットして脚本が大幅に書き直され、真保氏が降りた為にクレジットから脚本家名が消えるという前代未聞の椿事を巻き起こしている(ちなみに、これにもフジテレビが噛んで