【ワシントン=黒瀬悦成】米地質調査所(USGS)によると、首都ワシントンから南西に約135キロ・メートルのバージニア州ミネラル付近で23日、マグニチュード5・8の地震が起きた。 震源の深さは約6キロ・メートル。揺れは、ワシントンやニューヨークなど米東部沿岸地域一帯で感じられた。大きな被害は報告されていない。 米東海岸では地震がめったに発生しないことから、ワシントンでは議会議事堂や商業ビルから人々が一斉に屋外に退避し、一時は騒然となった。首都名所の一つであるワシントン大聖堂では尖塔の一部が崩落した。 一方、ミネラルにある原子力発電所では原子炉2基が自動停止した。現在、予備電源で燃料棒の冷却作業を行っている。放射能漏れなどは起きていない。