異世界を舞台とする作品でたまに、特に地の文やセリフで説明されることもなく自然に「レベル」だったり「スキル」だったり「ジョブ」だといった言葉が使われることがある。 自分だってドラクエやFFやったことぐらいあるし言わんとしていることはわかる。しかし最低限の説明くらいしても罰はあたらないと思う。 「この世界にはレベルという概念がある。どういう理屈なのかはわからないが、とにかくそうなのだ」 みたいな説明が1行あるだけでだいぶすんなり飲み込める気がするのだが、それすらなくいきなり使用されこちらの度肝を抜いてくる。 読者にその用語の知識があるという前提であれば説明を効果的な演出ではある。 「レベル」があって「職業」があるっているだけでRPG的な世界観であることが容易に想像できる。 しかしこの手法でしっかりと世界観を伝えるには相当ディティールに凝らなければならない。一口に「RPG的世界観」と言っても思う