富野由悠季御大将の小説『ガーゼィの翼』を読了しました。世評との違いにはいささか戸惑っているのですが、私には、ごく普通に面白い冒険ファンタジーでありました。 何しろ「ビョーキ三部作」のひとつなどと言われていて、いったい最後にはどんな「ぎゃー」という展開が待ち構えているのかと、戦々恐々としながら最終巻を読み進めましたけど…。 あえて言えば、ちゃんと落ち着くべきところに落ち着いた、そのまっとうな結末が、むしろ「富野由悠季の小説」では考えられない“意外な展開”で、そのことのほうに私は「ぎゃー」と驚かされましたよ。(笑) ガーゼィの翼―バイストン・ウェル物語 (ログアウト冒険文庫) ガーゼィの翼〈2〉―バイストン・ウェル物語 (ログアウト冒険文庫) ガーゼィの翼〈3〉―バイストン・ウェル物語 (ログアウト冒険文庫) ガーゼィの翼―バイストン・ウェル物語〈4〉 (ログアウト冒険文庫) ガーゼィの翼〈5