体重2500グラム未満の低体重出生児のベビー服を商品化しようと、仙台市太白区の会社役員佐藤里麻(りま)さん(49)が起業の準備を進めている。低体重の長男を出産した経験から、小さいサイズが手に入りづらい状況を知った。「小さな赤ちゃんに服を作って祝福し、お母さん、お父さんに笑顔を届けたい」と語る。 【写真】夫に抱っこされる生後約1カ月の大生ちゃん。佐藤さんの妹が作った肌着をまとっている 丈20~25センチ、胴回り約30センチの肌着の試作品がこのほど仕上がった。デザインなどを調整し、近く製造会社にサンプルを発注する。1500グラムや1200グラムなど数サイズを用意する計画。最初は宮城県内の新生児集中治療室(NICU)がある病院で販売するという。