「文學界10月号」(文藝春秋 編) 常に外からやってくる「小説の言葉」を、いかに感受するか。住みよい場所を見つけることの重要性。 井伏鱒二が描く「粗忽者」について――。 文學界新人賞選考委員と受賞者、20年を経ての対話。 ◆プロフィール 辻原登(つじはら・のぼる)●1945年生まれ。85年「犬かけて」でデビュー。90年「村の名前」で芥川龍之介賞、99年『翔べ麒麟』で読売文学賞、2000年『遊動亭円木』で谷崎潤一郎賞、05年「枯葉の中の青い炎」で川端康成文学賞、06年『花はさくら木』で大佛次郎賞、10年『許されざる者』で毎日芸術賞、11年『闇の奥』で芸術選奨文部科学大臣賞、12年『韃靼の馬』で司馬遼太郎賞など受賞多数。 絲山秋子(いとやま・あきこ)●1966年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、住宅設備機器メーカーに入社し、2001年まで営業職として勤務する。03年「イッツ・オンリー・トー