前原小学校ってどんなところ? 小学校のプログラミング教育やICT機器活用の分野で、前原小学校の名前を聞いたことがある人は多いだろう。2016年に松田孝校長が着任して以来、猛スピードで変革が進んでいる。現在は、総務省による3つの実証実験の対象校となり、1~3年生はiPad、4~6年生はChromebookを全校児童539名が常にひとり1台使用できる環境に加えて、Wi-Fi環境も整っている。 前原小学校はいち早くプログラミング教育に取り組んでいることで注目されることが多いが、それだけではなく、日常的にICT機器やアプリケーションを積極的に取り入れ、授業や学級活動のあり方を根底から変えようとしている。今回のプログラムは、その実例のいくつかを凝縮して紹介するショーケースとなった。体験用のパソコン14台はすぐに埋まった上に大勢の立ち見の参加者で教室はいっぱいとなり、来場者の関心の高さが伝わってきた。