書評家・冬木糸一が選ぶ、現代の「老い」と「死」を考えるノンフィクション作品5選 公開日 | 2021/06/11 更新日 | 2024/04/26 冬木糸一 普段はSFやノンフィクションについてブログや雑誌で書評を書いている、冬木糸一と申します。 前回は本メディアにて、「『老い』を捉え直すきっかけをくれるSF小説」という題材でSF5作品を紹介させてもらった。それに続く今回は、「現代の老い」がテーマのノンフィクション作品、というテーマをいただいたので、急速に変容しつつある「老い」や「死」について考えるきっかけとなる5冊を紹介していきたい。 現代は一部を除いて、世界的に寿命が延びつつある時代だ。医療技術の発展によって我々はかつては治せなかった病を治し、死を先延ばしにできるようになった。ただ、健康で素晴らしい時間だけが増えるのであれば万々歳だが、誰もがそうした幸せな老後を享受できるわけではない。
「タコ・・・ノータコ、タコハダメデス」 こんにちは、銀だこが好きっていうと大阪の人に怒られるらしいので黙っているJ君です。 当サイトで過去に何度も紹介してきた「孤独のグルメ」の原作マンガ。2017年に谷口ジロー先生が亡くなられて未完の名作となりましたが、そのスピリットは松重豊さん主演の「孤独のグルメ」ドラマ版に引き継がれており、シーズン9も2021年7月から始まります。楽しみですね。 ところで、原作マンガ「孤独のグルメ」は「月刊PANJA」で1994年から1996年まで連載されていたものと、「SPA!」に2008年から2015年まで不定期連載された「孤独のグルメ2」が存在しますが、今回は皆さんの馴染み深い最初の原作「孤独のグルメ」から、「月刊PANJA」掲載時と単行本で違っているセリフのビフォー・アフターを比較してみようという、重箱の隅をつつくようなマニア向け企画です。 特に有名なセリフで
茨城県鹿嶋市。東京から車で約1時間半、東側を太平洋、西側を霞ヶ浦水系の湖にはさまれた地域。南部の神栖市とまたがるエリアには鉄鋼業や石油化学コンビナートが集積し、日本の高度経済成長と重工業化の象徴的な場所である鹿島臨海工業地帯を抱え、市の中心には創建が神武天皇元年と伝えられる鹿島神宮、市内全域で縄文時代の貝塚や弥生時代から古墳時代の遺跡が数多く残っており、古代から人が集まり生活が営まれてきた土地でもある。 日本で2番目に大きい湖である霞ヶ浦と、その霞ヶ浦水系である北浦に面した台地の上には多くの古墳があり,鹿嶋市内だけでも約400基。対岸の潮来市にも多くの古墳や遺跡が残っている。古代には豊富な水資源を活かした稲作や畑作地帯が広がり、当時の経済基盤であった米や農作物を巡って争っていた豪族たちが権力を誇示するためにいくつもの古墳を作った。そして、そのような古墳が作れるほどの人口があり、その人口をま
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く