優しい旨味が身体にしみわたる、宅飲みに外せない便利な純米酒【プロの自腹酒 vol.15】 Gourmet 酒 日本酒 2024.01.19 文:山内聖子 写真:榊 水麗 イラスト:阿部伸二 大七酒造/大七 純米生酛(きもと) 福島県を代表する銘酒として名高い。天然の微生物を活かした生酛でつくるこの酒は今さんによると「骨太なのに押し付けがましくなく、器が大きい男らしい酒」だとか。膨らみのある旨味と優しい余韻の美しさが特徴で、寒い季節はぜひ燗酒にして飲みたい。お薦めは熱々燗。躊躇せず温度を上げよう。「レンチンしてもいい。酒質が強く味が崩れないところも魅力です」とズボラ派にうれしいアドバイスも。1800㎖¥2,780/大七酒造 TEL:0243-23-0007 燗番として25年。これまであらゆる日本酒をひたすら温め続けてきた「善知鳥(うとう)」店主の今悟(こんさとる)さん。いまや愛好家はもちろん