今日はProofCafeでCPDTの三章を読み進めたが、そこでCoqではInductive型のコンストラクタの引数が関数のとき、その関数の左側に自分自身が現れてはいけないということを学んだ。もしそれを可能にしてしまうと無限ループが定義でき、公理系が矛盾してしまうからだ。次のシンプルな例を見てみよう。 Inductive t (A: Set) : Set := | T : (t A -> A) -> t A. 一見なんの問題も無さそうな この型定義は失敗し、次のようなコンパイルエラーが出力される。 Error: Non strictly positive occurrence of "t" in "(t A -> A) -> t A".もしこの型が定義できたとすると次のような関数が定義できてしまう。 Definition ワォ (T f) := f (T f). ここで (ワォ (T ワォ)