テレビ番組やネット上で「長寿猫」が話題になっています。猫はヒトに換算すると21歳で100歳になりますが、27歳まで生きた、ヒトなら125歳という猫もいました。そこで、獣医師で動物病院Rire(リール。東京都渋谷区)の橋本理沙院長に、長寿猫を育てる方法についてお話を聞いてみました。 食事、水分、住環境、ストレスと病気対策で目指せ20歳! 猫の長生きの目標とその要因について橋本医師は、次のように説明します。 「近ごろの飼い猫の平均寿命は15・16歳です。ヒトで言うと76~80歳になります。品種など個体によって違いますが、生後2年で約24歳に換算され、その後は1年ごとに人間の4倍のスピードで歳を重ねていきます。目指すはヒトで言う100歳、猫では20歳というところでしょう。 猫の長寿の要因もヒトと同じで、食餌と運動、住環境、病気やストレスの有無によります。野良猫の平均寿命は5・6歳(ヒトでは36~