誰もが自分はオープンマインドだと思いたいもの。しかし選挙の時期になると、たとえ最高の人格者でも、最悪の部分が引き出されてしまうものです。考えも知識もかなり「広い」人でも、自分で思っているほど柔軟ではなく、またそれを公然と認めています。なぜそうなのか、それをなんとかする方法はないのか、考えてみましょう。 オープンマインドというのは、従来、ある物事や考え方が正しいかもしれないし、正しくないかもしれない、ということを認めるということです。私たちは皆、多くのことに対してクローズマインドであり、それは本来、悪いことではありません。たとえば、あることが間違っているとわかったら、それはさっさと捨て去るべきです。事実上間違っていることに対し、柔軟な考えをもつ暇がある人などそういませんし、もし、どんなことにもオープンマインドだったら、正誤や真偽がはっきり証明されないかぎり、なんの意見を形成することもできなく