まさかこんなに早く社会復帰の日が来るとは思っていませんでした。話は2月の頭まで遡ります。1月末に父を亡くした我が家の家計は大混乱。このままではこの先資金がショートすることは火を見るよりも明らかでしたが、何の手も打てずにいました。 そんな中、2月のある日、高校・浪人時代お世話になり今も先生方と交流がある予備校を訪れ、父が亡くなった旨のご報告をさせていただいたのです。そこでたまたま現在の家計の状態を聞かれたため火の車であることを正直に言ったところ、思いもかけない一言が副社長の先生の口から飛び出しました。 「お前、うちの予備校でバイトするか?」 突然の提案にびっくりしましたが、ちょっとためらいもありました。この間まで躁と鬱を繰り返し寝込んでいた自分に果たしてアルバイトとはいえ仕事が出来るかどうか。途中で挫折したりして迷惑をかけないか。とはいえ、資金ショートを回避するにはお金を稼がなくてはなりませ