高濃度汚染水、水位上昇=回収準備再開−福島第1原発 高濃度汚染水、水位上昇=回収準備再開−福島第1原発 福島第1原発では、7日深夜に起きた東日本大震災の最大余震の影響が小さく、東京電力は8日、放射能汚染水対策の作業を再開した。2号機の海水配管トンネルにたまった高濃度汚染水の水位が6日から上昇。当面あふれる恐れはないが、高濃度汚染水の回収先を確保するため、低濃度汚染水の海への放出を続けた。 1〜3号機原子炉への仮設電動ポンプによる真水注入や、再び水素爆発が起きる事態を防ぐために7日未明から始まった1号機原子炉への窒素ガス注入は、余震の影響なく続けられた。 2号機のタービン建屋地下や海水配管トンネル、取水口付近のコンクリート製立て坑「ピット」に至る電源ケーブルトンネルには、高濃度の汚染水が大量にたまっている。経済産業省原子力安全・保安院によると、3月15日に原子炉格納容器下部の圧力抑制室が