長年にわたる不正入試が明らかになった東京医科大学。ことしの入試では、男女の合格率がほぼ同じになったことが分かりました。ことしから女子受験生を一律に減点するなどの差別を見直したことが影響したとみられます。 大学がホームページで発表したことしの入試結果によりますと、一般入試の志願者数は、去年の3分の1ほどに落ち込んでいました。 また、一般入試の合格率は男子が16.9%、女子が16.7%で、ほぼ同じになっていました。 さらに、ことし4浪以上にあたる22歳以上の入学者は8人に上り、去年の1人から大幅に増えました。 大学は、ことしの入試から、女子受験生と浪人生を一律に減点することをやめたり、小論文の採点や面接をこれまでより1人多い3人で実施するなどの改善に努めた結果だとしています。