痴漢とAVの関係から、「痴漢」と聞くと冤罪問題を挙げる男性心理の話へ。最後には、痴漢を少しでも減らすためのアイデアを探っていきます。 2017年8月に刊行された『男が痴漢になる理由』(斉藤章佳著,イースト・プレス刊)は、痴漢の実態を解き明かし、その撲滅の手段を探る一冊となっている。男性の中には、タイトルを見ただけで、苛立ちを覚える人もいるだろう。 『男が痴漢になる理由』はすでに多くの話題を呼び、各メディアに取り上げられている。そして今回、著者・斉藤章佳さんと、痴漢をはじめとする性犯罪にまつわる問題を追うライター・小川たまかさん、そしてAV業界で長年仕事をしてきた二村ヒトシ監督、同書の企画・編集をしたフリー編集者の三浦ゆえさんが、痴漢問題に見る「日本の病」を、それぞれの立場から解き明かすトークイベントが開催された。 ここでは、イベントで繰り広げられた討論の一部を全3回に分けて紹介していく。