パナソニックから登場した「DMC-GH1」(以下、GH1)は、なんとも面白くて楽しいカメラである。電子式ビューファインダー(EVF)で静止画を撮っても面白いし、液晶モニターを開いてローアングルやハイアングルで撮っても面白い。動画を撮っても面白いし、レンズ交換しても面白い。自由度が高いカメラなのだ。 ミラーボックスがないEVF専門(というかライブビュー専用)カメラなので一眼“レフ”ではないけど、おおまかなジャンルとしては「デジタル一眼レフ」の仲間。でもハイエンドコンパクトデジカメの感覚で使えちゃうのが面白いところだ。 しかもライブビュー時のAF性能もEVFの見やすさも、どのハイエンドコンパクトデジカメよりワンランク上である。そこが驚き。「一眼レフ」ならではのメカっぽさはなくなったけれど、デジタルならではの潔さを手に入れたって感じだ。 そのGH1、2008年秋に登場したマイクロフォーサーズ第1