今まで聞こえていた音が突然聞こえなくなる、聞こえにくくなる、これが難聴の症状です。難聴者は、身近な人々との会話で、相手の話が聞こえなくなってしまうのですから、それは深刻な話です。決定的に不便な生活を余儀なくされます。 「音声入力」を長いことやっている私のところに、最近、難聴者の方々からのお問い合わせが増えてきております。この難聴者に接して、彼らが「音声入力」に何を求めているのか?どういう使い方をすれば「音声入力」が難聴者によって有効なのか?今回のブログではこの問題を中心に「音声入力」が難聴者の福音になるのか、この問題について考えてみようと思います。 (1)難聴者が「音声入力」に求めるものは過大すぎます。 多くの難聴者の人たちが「音声入力」に期待することは、他人の会話、スピーチ、講演などの音声をレコーダー(例えばDPM9620)に録音し、それを音声認識ソフトにかければその音声が自動的に文章化