クラウドコンピューティングの普及に伴い、米国を中心とした海外では大規模なデータセンターの建設が進められています。その中でキーとなるのが、モジュール化の考え方です。 データセンターのサーバー室には、ラック、電源、空調、防災、防犯などの設備が必要です。これまでは大きな空間の中に、それぞれの設備を実装する方法が一般的でしたが、最近になって、これらをモジュール化して展開する方法が見られるようになりました。モジュールは、ユニットやポッドと呼ばれることもあります。 モジュール化によるメリットは、必要な時に必要な数のユニットを設置することで、データセンターの最適化を図ることができ、過剰な設備投資を防ぐことができる点にあります。また、各モジュールをシステム的に独立させることが可能となり、増設に伴う障害発生のリスクを極小化できます。 コンテナ型データセンター このモジュール化の考えを更に推し進めたものが、