信用調査大手の帝国データバンクによると、ジーンズメーカーのボブソンがこのほど東京地裁から破産手続きの開始決定を受け、倒産した。一時は事業継続に向けて民事再生法の適用を申請していたが、計画通り再生される見込みがないと判断され、破産の手続きを進めていた。負債総額は昨年2月時点で10億7400万円。 資本金は1億5801万円、本社は東京都港区南青山、代表は西川英雄氏。東京地裁より破産手続き開始決定を受けたのは今月1日。破産管財人は平山隆幸弁護士。 ジーンズ「BOBSON」の製造・販売は1948年から営業していた同名企業が行っていたが、事業を終了。2009年8月に経営コンサルタント会社のマイルストーンターンアラウンドマネジメント(東京都)が出資して、「ボブソン」の新会社を設立、旧社から事業譲渡を受けた。 しかし安売り競争の中で思うように事業展開できず、2011年5月に東京地裁へ民事再生法の適用を申