一般には語られない難しすぎる操縦性 今や500馬力は当たり前。700馬力や1000馬力超なんていう超高出力を発揮するモンスターも多く存在する時代だ。果たしてこんなモンスターマシンが日常的に必要なのか? と問われれば答えは「No」だ。最高速度が100km/hに制限される国内はもちろんだが、速度無制限区間のある独・アウトバーンであってもこれほどのハイパワーは必要ないだろう。 それならモンスターカーが思い切り羽を伸ばせる場所はどこにあるのか。それはもうサーキットしかない。一般的にはたとえ何千万、数億円するクルマであってもサーキットで試乗し、性能確認してから買えるようなことはない。つまりほとんどの人は本当のクルマの性能を知ることなく購入し、またそれを最大に発揮させることもない。 そうした超高性能を謳うスーパーカーにこれまで何度も試乗テストしてきたが、それらが一様に素晴らしい操縦性を持っていたかとい