熊本市で27年にわたり親しまれた温泉施設の大浴場が長引く新型コロナの影響を受け閉館することになり、28日最後の営業日をむかえました。 熊本市西区の「熊本城温泉城の湯」大浴場は、平成7年にオープンし地元の人や観光客などを中心にこれまで720万人が訪れた人気の温泉施設です。 6年前の熊本地震では周辺で断水が続くなか、くみ上げた温泉と井戸水を使って3日後には営業を再開し被災者から喜ばれました。 しかし、この2年、新型コロナで客足が大幅に減少したことなどから閉館を決めたということです。 大浴場は早朝5時半から営業していて、28日朝も常連客が訪れ最後の朝風呂を楽しんでいました。 また、施設内には入浴客から寄せられた「毎日来ていたのでさびしい」や「やめないで」など別れを惜しむ600枚以上のメッセージが掲示されていました。 玉名市の60代の男性は「できた当時から仕事で熊本市内に来た時によく利用しました。