「大航海時代Onlineは、歴史イベントで知識が身に付くよう史実に基づいて作ってきた。教育目的で活用してもらえてうれしい」とコーエーの松原健二執行役員 ゲームの良い面に光を当てたい――東京大学大学院情報学環を中心とした研究グループが、歴史の授業にコーエーのオンラインゲーム「大航海時代Online」を取り入れる実験を2月から始めた。「暴力性が高まる」「ネット中毒になる」などマイナス面が強調されがちなオンラインゲームだが、「中立的な立場からゲームの効用を実証したい」と東大情報学館の馬場章教授は実験の狙いを語る。 実験は、詫間電波工業高専(香川県詫間町)の1、2年生を対象に、5年間にわたって行われる。今年2月にパイロットテストをスタート。7月に本格的な実験の第1弾を行った。 7月の実験は1年生2クラス、2年生2クラスでそれぞれ50分×4時限を使って実施した。大航海時代Onlineを自由にプレイし
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