「疑問だらけのＴＰＰ反対論 「参加すれば日本農業が全滅する」はホントか」：ZAKZAK安倍晋三首相が、ＴＰＰ（環太平洋戦略的経済連携協定）交渉参加に向けた国内調整を開始したことを受け、全国農業協同組合中央会（ＪＡ全中）などの団体や、反対派議員による圧力が強まっている。「日本農業が全滅する」という極論も聞かれるが、ＴＰＰ警戒論を分析すると、首をひねらざるを得ない主張も多いのだ。 「党内の意見を聞かずに（安倍首相に）一任するのは納得できない」「一部の聖域が認められるかの条件闘争ではない」「『一任反対』の決議をして、平場での議論を続けるべきだ」 自民党議員でつくる「ＴＰＰ参加の即時撤回を求める会」（森山裕会長）は２６日、党本部で総会を開いた。約１５０人の出席議員からは、こんな批判が続出した。 ＪＡ全中の万歳章会長も前日、「今のような状況で交渉に参加するのは反対であり、政府・与党はわれわれの信頼を裏切るような判断を絶対にすべきではない」とコメントを出した。 日米首脳会談でＴＰＰ交渉
