国立研究開発法人国立長寿医療研究センター・予防老年学研究部長 島田 裕之先生 高齢者の認知症予防などを目指した健康増進に関する研究を行う。 専門はリハビリテーション医学、老年学。 本人や家族から認知機能の低下の訴えはあるものの、日常生活は問題なく送ることができている状態のことをMCI(Mild Cognitive Impairment:軽度認知障害)といいます。MCIは認知症ではありませんが、認知機能の低下が起きており、放置すると症状が進み認知症へと移行してしまう可能性が高い状況です。高齢者のMCIの国内有病者数は2012年時点で約400万人と推定されています。