ブックマーク / note.com/theopotamos (3)

  • 『「本読み」の民俗誌 交叉する文字と語り』川島秀一の感想|Theopotamos (Kamikawa)

    主に昔出版されたを読んでおり新刊書の読書がおろそかになっている私が言うのは恐縮であるが、今年の出版物の特徴のひとつに読書に関して考えさせるようなが多いことがあるように思う。たとえば、私が知る狭い範囲では以下のがあげられる。(なお、すべて購入済み、もしくは購入予定だが、まだ読めていない点はご容赦いただきたい。。。) 『わたしが知らないスゴは、 きっとあなたが読んでいる』Dain 技術評論社 『マルジナリアでつかまえて 書かずば読めぬの巻』山貴光 の雑誌社 『のリストの』南陀楼綾繁、書物蔵 創元社 『独学大全 絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法』読書猿 ダイヤモンド社(9月出版予定) (敬称略) 上記のは私の周り(とても狭い範囲ではあることは承知しているが)では、少なくても出版前に存在を知ることができる程度には話題になっていた。今回紹介しようとしてい

    『「本読み」の民俗誌 交叉する文字と語り』川島秀一の感想|Theopotamos (Kamikawa)
    taron
    taron 2021/09/27
  • 郷土玩具蒐集家・梅林新市の雑誌『郷土風景』批判|Theopotamos (Kamikawa)

    以下の記事で郷土玩具蒐集家・梅林新市が久米龍川が編集していた雑誌『郷土風景』に投稿していたことを紹介したが、梅林はこの雑誌のことをどのように評価していたのだろうか? 以下の記事でも引用した『書物展望』7巻11号(書物展望社, 1937年)に梅林が投稿した「昭和時代玩具誌盛衰記」には、同時期に出版されていた雑誌『旅と伝説』(三元社)と『郷土風景』(後に『郷土芸術』)の評価も記載されている。 (前略)玩具の特集号を毎年一冊発行したものに「旅と伝説」がある。/  昭和三年六月号を郷土玩具号一として西澤笛畝氏の特集として刊行して以来、昨年まで毎年有坂與太郎氏(二号より)特集の玩具号を七冊発行している。(昭和十年)内容のしっかりしたもので、玩具人以外に愛蔵している者が多い。/  これに似たものに「郷土風景」があった。昭和八年一月号、二月号を第一、第二玩具号として発行している。「旅と伝説」の玩具号に比

    郷土玩具蒐集家・梅林新市の雑誌『郷土風景』批判|Theopotamos (Kamikawa)
  • 在野研究は金がかかる!―謎の男・平澤哲雄の年譜の作成を終えて|Theopotamos (Kamikawa)

    1. はじめに 今回の記事は、ここ1年くらいの私の在野研究(在野研究者)に関する考えの変化、昨年末に投稿した以下の記事を作成した際の感想を述べていきたい。 いつものように調べたことを投稿しているものではないので結構雰囲気が違うと思う。それでも読んでくださる方はお付き合いいただけると幸いである。 2. 在野研究とは何か? そもそも私のnoteでの活動=在野研究としてしまっていいのだろうか?という疑問が出てくると思う。この疑問に対して、まずは「在野研究(在野研究者)」とは何だろうか?ということから考えてみたい。 ウェブの一部界隈ではここ1, 2年話題になっている(注1)ので、私が説明するまでもないかもしれないが、簡単に言うと、在野研究とは、大学などの研究機関に所属せずに研究を行うことだ。研究機関に所属していない研究者と考えてもよいと思う。しかしながら、在野研究ということばを用いる際には、どこが

    在野研究は金がかかる!―謎の男・平澤哲雄の年譜の作成を終えて|Theopotamos (Kamikawa)
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