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ブックマーク / japan.cnet.com (9)

  • 映画「アバター」制作の舞台裏--リアルな視覚効果を生み出した2大スタジオの共同作業

    サンフランシスコ発--今から約1年前、James Cameron氏のSF大作「アバター」の制作がかなり進んだ頃、同プロジェクトのComputer Generated Imagery(CGI)の大半を手がけていた視覚効果スタジオWeta Digital(編集部注:映画「ロード・オブ・ザ・リング」の視覚効果などで知られる)はやや手が回らなくなっているということが明白になった。 米国では2009年12月18日に公開された「アバター」は、その時点では完成作品よりも約40分長かった。そして、同プロジェクトを完成させるには、別の企業が加わって手を貸すことが必要だった。それも、Wetaが行っていたのと同等の極めて高水準の作業ができる企業だ。 そこでIndustrial Light & Magic(ILM)が加わった、と同スタジオのJohn Knoll氏は述懐する。Knoll氏はオスカーの受賞歴もある視覚

    映画「アバター」制作の舞台裏--リアルな視覚効果を生み出した2大スタジオの共同作業
  • 計算基礎科学コンソーシアムの声明はお門違い:スパコン漫遊日記 - CNET Japan

    2009年11月18日、今月13日に行われた事業仕分けで次世代スパコンの来年度予算が「限りなく見送りに近い縮減」と仕分けされたことに反発し、計算基礎科学コンソーシアムという団体が「次世代スーパーコンピュータ開発に関する緊急声明」なるものを発表した。 この声明に関しては、近頃流行りのフレーズを借用するなら、「あなた方に言われたくない」という事である。 前回の拙稿「スパコンTop500 2009-11、国別シェア」で述べたとおり、現在の日のスパコンの総計算能力は、欧米中の各国に劣り、世界の6位に甘んじている。この原因を作ったのが、国際相場を無視した法外な値段で、税金を湯水のように垂れ流して国産スパコンを設置し続けてきた、国立大学や独法の研究機構で、この声明を出した大方の連中が属する組織である。 自分、乃至は、自分の属する組織が、税金を無駄に使い、世界の第2位から瞬く間に第6位などという体たら

  • 「スター・トレック」最新作のテクノロジ--制作者たちの「リアルさ」へのこだわり

    サンフランシスコ発--新作映画「スター・トレック」でアニメーションスーパーバイザーを務めたPaul Kavanagh氏にとって、この作品で用いたある技術要素は特に手腕を問われるものだった。 監督のJ.J. Abrams氏は実写シーンの撮影中、一風変わったことをした。Abrams氏は、手持ち撮影の不安定な効果を組み込もうとして、頻繁にカメラの後ろに座り、指で実際にカメラの背面を軽くたたいたのだ。しかし「スター・トレック」は、コンピュータグラフィックス(CG)満載の作品であり、Kavanagh氏にとって、完全にデジタルのシークエンスでも、その指でたたく効果を再現する方法を見つけることが、絶対に必要だった。Kavanagh氏は、そうしないと映像に矛盾が生じ、観客を混乱させるおそれがあったと述べている。 Kavanagh氏は勤務するIndustrial Light & Magic(ILM)に戻って

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  • YouTube買収額決定の経緯とグーグルの意図---明かされた10億ドルの上乗せ

    2006年以降、GoogleがビデオサイトYouTubeに16億5000万ドルを支払ったのはなぜかということについて、観測筋の多くが頭を悩ませてきた。このたび、その答えに少し近づくことができた。 創立後18カ月の新興企業に対するこの大型買収は、テクノロジ分野の査定価格の高騰に大きな役割を果たした。YouTubeはほとんど売り上げを生んでいなかったが、全株式交換によりGoogleが支配権を持つことで、マスエンターテインメントの代表格であるYouTubeも変わるだろうと多くの人々が考えた。同時に疑り深い人々からは、Googleは決してこの金額を回収することはできないだろうという批判もあった。 Googleは、どのようにして16億5000万ドルの支払いを決めたかについて、ほとんど明らかにしてこなかったが、最高経営責任者(CEO)のEric Schmidt氏は2009年春の宣誓証言の中で、YouT

    YouTube買収額決定の経緯とグーグルの意図---明かされた10億ドルの上乗せ
  • 動画の音声を自動文字起こし、「もじもじTV」がクローズドサービス開始

    ベンチャー企業のカタログは、動画共有サイトに投稿された動画の音声を自動認識して文章化する「もじもじTV」を10月14日にクローズドサービスとして公開する。先着1000名の登録ユーザーが利用できる。 サイト上でニコニコ動画やYouTubeの動画のURLを登録すると、音声を認識して自動的に文字起こしをする。結果はユーザーが手動で修正したうえでウェブ上に公開することが可能だ。ICレコーダーやデジタルカメラで撮った音声や動画を登録することもでき、できあがった文章を非公開にすることもできる。なお、動画の登録は1日3件までとなっており、動画共有サイトの場合は3分程度のもの、動画ファイルを登録する場合は20Mバイト以下のもののみ利用できる。また、登録した動画が文章化されるまでには数分かかる。 ユーザーが直した文章をシステムが自動的に学習するため、時間とともに音声の認識率は向上するとのこと。また、インター

    動画の音声を自動文字起こし、「もじもじTV」がクローズドサービス開始
  • 映画「カールじいさんの空飛ぶ家」--1万個の風船を描いたシミュレーション技術

    難しいコンピュータ計算問題に取り組みたいなら、1万個を超えるヘリウム風船をアニメーション化するために必要なアルゴリズムについて考えてみるといい。風船にはそれぞれに糸が付いているが、同時にほかの風船と相互作用しており、風船の束全体で小さな家を空中に持ち上げるというものだ。 これはPixar Animation Studiosの制作チームが映画「カールじいさんの空飛ぶ家(原題:Up)」の制作に着手したときに直面した課題だった。「カールじいさんの空飛ぶ家」は、Pixarの10作目の長編映画で、制作に5年をかけた。米国では米国時間5月29日に公開されている。 同チームにとって、風船を手描きでアニメーション化することは全く考えられなかった。風船の数が5桁であり、特に風船の束では2つの風船のあらゆる相互作用が連鎖反応を引き起こすということを考えていたからだ。連鎖反応とは、1つの風船が別の風船にぶつかる

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  • 著作権処理を円滑に、「著作権情報集中処理機構」が設立

    インターネット上の音楽配信サービスなどにおける権利処理作業を支援する一般社団法人「著作権情報集中処理機構」(CDC)が3月6日、都内で設立会見を開いた。権利処理作業における楽曲の特定や、権利の所在確認など、これまで利用者と権利者がそれぞれ独自にしてきた部分を一元化し、権利処理にかかわるコストや作業負荷を減らすのが狙い。利用者と権利者団体が共通で利用できるプラットフォームの構築を目指している。 現状、音楽配信サービスを実施する際には、サービスプロバイダーが楽曲IDを特定したうえで曲目を報告する書類を作る必要がある。さらに、その楽曲がどの著作権管理団体に帰属するかも、自ら調べなければならなかった。一方、権利者団体も再度楽曲IDを特定したうえで、その利用状況などを逐次確認していた。 今回の新機構の設立で、双方に共通した確認作業は一元化できる。また、共通プラットフォームを構築することで、「どの団体

    著作権処理を円滑に、「著作権情報集中処理機構」が設立
  • ネット広告続伸、総広告費は5年ぶりに減少--電通発表「2008年日本の広告費」

    電通は2月23日、2008年の日の総広告費と、媒体別・業種別広告費を推定した「2008年(平成20年)日の広告費」を発表した。 日の広告費は6兆6926億円で5年ぶりに減少(前年比4.7%減)。媒体別では新聞広告費(同12.5%減の8276億円)が大きく減少し、テレビ広告費(同7.6%減の1兆9092億円)も振るわなかった。新聞、テレビ、雑誌、ラジオのマスコミ4媒体広告費は4年連続して前年を下回った。 一方、インターネット広告費は前年比16.3%増の6983億円と続伸し、総広告費の10.4%を占めた。2009年には初めてインターネット広告費が新聞を上回ると見られる。 インターネット広告の媒体費は前年比17%増の5373億円。なかでもモバイル広告費(同47%増の913億円)、検索連動型広告費(同22.9%増の1575億円)などが伸びた。 衛星メディア関連広告費もBSデジタル放送などが伸

    ネット広告続伸、総広告費は5年ぶりに減少--電通発表「2008年日本の広告費」
  • 毎日新聞社内で何が起きているのか(下):佐々木俊尚 ジャーナリストの視点 - CNET Japan

    毎日上層部と会って話した 7月20日に毎日新聞が低俗記事についての検証紙面を掲載したが、その直前に私は同社の上層部の人と話す機会があった。このとき私は、次のように話した。 ――マスメディアとインターネットの対立は、団塊の世代をはじめとする中高年と、30代のロストジェネレーション世代を中心とした若者層の世代間対立という背景事情を持っている。この対立はブログ論壇がネットの空間の中に現れてきた2004年ごろからくすぶりはじめて、2005年には郵政解散でこの対立が顕在化し、小泉元首相批判を繰り返したマスメディアに対しネット世論は小泉指示に回った。小泉圧勝という結果は「マスメディアよりもネット世論の方が正しかった」という初めての勝利体験をネットの世界にもたらしたが、しかしその後はこうした対立が鮮明になるような状況は生まれてきていなかった。これがある種の焦燥感となって「ブログの世論はリアルに何の影響も

    毎日新聞社内で何が起きているのか(下):佐々木俊尚 ジャーナリストの視点 - CNET Japan
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