「パソコンを再起動してください」ってよく言うけど、電源落として再起動することをリブートって呼ぶのはどうしてなんだっけ? ふと気になって調べてみたら、そこにはこの電算マシンが本来的にもつ最も革命的な部分がわかる奥深い歴史がありました。 自律起動マシン。これはただのONではない 1950年代。最初期のコンピュータを手がけるエンジニアたちの前にある難題が立ち塞がりました。コンピュータをONにするプロセス、これを言い表すぴったりとくる言葉がどうしてもわからなかったんです。 「そんなの簡単じゃん!」―いやいや、それがそうじゃないのです。当時の機械のON/OFFは実に単純明快でした。スイッチを入れると電気や燃料で電源が回って「ON」になる、おわり。 ところがコンピュータは違います。スイッチを入れると電源が回るところまでは一緒なんだけど、その後にソフトウェアの小さなコードを読み込まないといけない。で、そ
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