4日午後、宮崎市の動物園で、チンパンジー1頭が新しくオープンしたばかりの飼育施設から逃げ出しましたが、およそ1時間後に園内で捕獲され、けが人はいませんでした。 逃げ出したのは「ゲンキ」という名前の31歳のオスで、園内を動き回りましたが、職員が麻酔で眠らせておよそ1時間後に捕獲しました。 当時、園内は親子連れなどでにぎわっていましたが、職員の誘導でレストランなどの建物の中に避難し、けがをした人はいないということです。 この動物園は日本で2番目に多い14頭のチンパンジーを飼育していて、先月24日に動物本来の能力や行動を見ることができる新しい飼育施設がオープンしたばかりでした。 ゲンキは、ふだんは穏やかな性格で、逃げ出したあと体がぬれていたことが目撃されているから、動物園は、おりの代わりに設けられた幅6メートル、深さ1.2メートルの、水が張られた堀を越えて逃げ出したとみています。 宮崎市フェニッ