過重力で運動習得能力向上=ドラゴンボールの効果実証-中部大 2019年07月08日13時32分 強い重力下で動物の運動習得能力が高まることを中部大工学部の平田豊教授(生体情報工学)が実験で突き止めた。教授が親しんだ人気漫画「ドラゴンボール」では、主人公の孫悟空が「精神と時の部屋」と呼ばれる過重力の環境下で修業を積む場面が描かれており、その効果が実証できたという。研究内容はオランダと千葉県の大学で開かれた学会でそれぞれ発表された。 【科学】人々の好奇心を育てる“海部流”プロジェクト~「ガリレオ望遠鏡の普及」と「3万年前の航海再現」~ 実験では、被験者が重力と遠心力のベクトルの和が体の軸に合うように椅子に座り、通常の2倍の2Gの重力がかかる状態で装置を回転。視界が約17度の角度で左にずれて見えるゴーグルを使用し、タッチパネル上の指の腹ほどの大きさの的を指さす実験を行った。 この結果、被験者4人