2013年末のデモから政変へと発展したウクライナの情勢について、ロシアNIS貿易会・ロシアNIS経済研究所の服部倫卓氏に3月20日、岩上安身がインタビューを行った。 ※2022年5月26日午後7時より岩上安身による服部倫卓氏インタビューを再び行います。 日時 2014年3月20日(木) 場所 IWJ事務所(東京都港区) なぜデモは政変へと向かったのか 服部氏は、ヤヌコビッチ前大統領がEUとの協定を棚上げしたとき、ウクライナを訪問中だった。そのときの印象では、事がこれほど大きくなるとは想像していなかったという。服部氏は、キエフを「ウクライナ政治のパフォーマンス・ステージ」と呼ぶ。そこでは、つねに様々な勢力がさまざまな政治的パフォーマンスを繰り広げていて、例えば、近年では、収監されていたティモシェンコ元首相の釈放運動の「テント村」のようなものがキエフの目抜き通りに常設されていた。EUとの協定が