突然ですが『旧ドイツ領全史』を出します。著者はシュレージエン研究者で秀明大学助教の衣笠太朗さんで副題は「「国民史」において分断されてきた「境界地域」を読み解く」です。 そこはなぜドイツになり、 なぜドイツではなくなったのか? ポーランド西部を訪れた事がある人なら、不思議に思ったことがあるのではないでしょうか? その辺り一帯は第二次世界大戦後まで「ドイツ」だったことを。 町並みは言われてみればドイツ風なのかもしれない。 そこにいるのはポーランド人で、ずっとそこにいた様にも見えます。 でも一々そんな事を気にしている様子はありません。 戦前の地図を見ると、今と比べてドイツの形が随分大きく、東に広がっている様に見えます。 また戦間期の地図だと、バルト三国の南の方にオストプロイセンという飛び地があるのが見えます。 途中でポーランド領に遮られて、何でドイツ本土と繋がっていないのか、気になりますね。 そ