JR東日本の子会社「JR東日本スタートアップ」は、定額制の多拠点コリビングサービス「ADDress(アドレス)」を運営するアドレス社との資本業務提携を締結した。 「アドレス」は、サブスクリプション型の多拠点居住シェアサービスで、登録した拠点ならどこでも定額で済み放題になるもの。料金は、光熱費やWi-Fi、共有家具やアメニティの利用、共有スペースの清掃などを含めて月額4万円。各拠点には個室がある一方、リビングやキッチンなどを共有するスタイルで、空き家や別荘の活用につながるほか、会員同士や地域住民との交流促進にも役立つ。 今回の提携では、JR東日本グループがアドレスのサービスに親和性を感じると同時に、シェアリングエコノミーや「働き方改革」の影響などで、多拠点生活の需要が高まっている点に着目。両者の強みを生かすことで、新たな移動の価値の創出を目指す考え。