国内で初めて蓄電池で駆動するJR東日本の新型電車「ACCUM(アキュム)」が15日、栃木県内の東北線と烏山線で運行を始めた。 JR東日本によると、電化区間の東北線宇都宮-宝積寺を充電しながら走行し、電化されていない烏山線宝積寺-烏山を蓄電池で走行する。 最高時速は100キロ。ディーゼル車に比べて二酸化炭素の排出量を大幅に削減でき、騒音も抑えられる。フル充電すれば平地で約40キロの距離を走る。当面は2両1編成の導入だが、最終的には全車両をディーゼル車からACCUMに切り替える方針。 15日午前、JR宇都宮駅で出発式が開かれ、JR東日本の栗田敏寿大宮支社長は「環境に優しい新型車両で、地域の活性化に貢献したい」とあいさつした。