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2013年8月19日のブックマーク (1件)

  • nix in desertis:G線上の魔王 レビュー

    『車輪』の反省がいろいろと見られるが,そのせいで惜しいことになっている作品。なんだかんだで同人版の『A profile』もやってるのでるーすぼーいはこれで三作やっているが,彼は当にヒューマンドラマを描きたいんだなと,作までやってようやく確信した。しかし,るーすぼーいが世間的に評価されているのは,ヒューマンドラマよりも「飛び道具」的な仕掛けのおもしろさのほうが大きいはずである。実際私もそうだと思う。特に『車輪』は,ヒューマンドラマとしてはやや陳腐で,しかも飛び道具のための諸設定のアクが強すぎて,シナリオの側が随分振り回されていた。結果的に,仕掛け以外はあまり評価したくない作品であった。一章はかなり評判良かったが,私はあまり感動しなかった。(なお,『A profile』は飛び道具の仕掛けが弱く,やはりありがちなシナリオではあったがバランスは取れていたし,後の片鱗を感じ取れる作品ではあった。