ロンドン(CNN) 英イングランド東部で8日夕、2人乗りのセスナ機を操縦していたパイロットが飛行中に突然具合が悪くなり、代わって操縦桿(かん)を初めて握った乗客が無事同機を着陸させた。ハンバーサイド空港が9日に記者会見して明らかにした。 このセスナ機に乗っていたのはパイロット1人と乗客1人のみ。それまで何事もなく操縦していたパイロットが突然、体調が悪くなり、ハンバーサイド空港に緊急通報して応援を求めた。 同空港によると、管制塔は乗客に操縦方法を教えるため、インストラクター2人を呼び出した。このうちの1人、ロイ・マリーさんは、ちょうど帰宅したところで電話があり、すぐ管制塔に引き返して、乗客を落ち着かせながら指示を出したという。 ちょうど日が沈み、辺りは暗くなり始めていたことから、着陸予定の滑走路は変更した。 セスナ機は乗客のジョンさんの操縦で、まず滑走路を確かめるために上空を3度にわたって旋