エネルギー市場はロシアのウクライナ侵攻を受け変質したと、IEAのビロル事務局長/Radek Pietruszka/EPA-EFE/Shutterstock (CNN) 国際エネルギー機関(IEA)は5日までに、ウクライナに侵攻したロシアの化石燃料の輸出が減少の一途をたどっていることを受け、より持続可能で安定したエネルギー源確保への移行が世界規模で加速する可能性があるとの報告書を公表した。 年次の「世界エネルギー見通し」で指摘したもので、国際エネルギー市場は「大きな方向転換」の最中にあるとの認識も示した。 ロシアから欧州へのエネルギー源の輸出がしぼんだことを受け、多くの国が新たな事態への適応を図っているとし、世界規模の二酸化炭素の排出量は2025年に最高水準に達する可能性があるとも予想した。 また、IEAのエネルギー源需給などに関する予測としては初めて、全ての化石燃料への世界的な需要は203