「辞めません。でも、頑張りません」。そう考える30歳前後の社員が増えている。目的がないゆえに、会社では時間を「つぶす」ことに明け暮れ、常に70%の力で仕事に取り組む。 誠 Biz.IDで2011年に公開した集中連載『「新・ぶら下がり社員」症候群』は、こんな言葉で始まっていた。実は当時この記事を読んだ筆者は、まさに自分のことを言われているように思えてならなかった。今はある先輩社員の一言のおかげで、ぶら下がり状態からは脱している(と、思っている)。 あれから約2年、当時「新・ぶら下がり社員」だった人々はどうなったのか。そもそもどうして「新・ぶら下がり社員」は生まれてしまったのか。自身と会社、組織側でできる対策は何なのか。連載の基となった書籍『「新・ぶら下がり社員」症候群』の筆者、シェイクの吉田実代表に聞いた。 「新・ぶら下がり社員」とは 上口 改めて、「新・ぶら下がり社員」とはどのような人を示