あの“上の人”たちを見て、その下にいる人たちはどう思っているのだろうか? 恥ずかしい? 当然だ? それとも……。 埼玉県朝霞市に建設中の国家公務員宿舎が問題になったことで、幹部クラスの人たちが都心の一等地で暮らしていることが明らかになった。その人数は実に600人以上(推定)。中には年収2000万円近くの人も含まれているという。 安住淳財務相は、東京都の港、中央、千代田の3区にある公務員宿舎については、危機管理用を除く16カ所を廃止、売却するとしているが、そもそもその方針は小泉改革の時に閣議決定された、『経済財政運営と構造改革に関する基本方針」(骨太の方針2006)』に盛り込まれていた。 東京電力には、「社宅を売れ!」と散々指摘しているくせに、自分たちの権利だけは守ろう守ろうと姑息になる人々。自分たちに都合の悪い“改革派”と呼ばれる若手・中堅派を排除する“上の人”たち、だ。 「若い時は国を良