「ペットボトル症候群」は腎臓の大敵 夏の暑い時期はスポーツドリンクを飲む機会が増えます。 スポーツドリンクにはミネラルが含まれており、発汗によりミネラルが失われがちになる夏場に人気の飲み物です。なかには、意識してスポーツドリンクを飲んでいる方もいるかもしれません。 ただし、腎臓専門医の立場からすると、水の代りに多量にスポーツドリンクを摂取するのは、決して健康にいいとは言えないのです。 「ペットボトル症候群」という言葉をご存じでしょうか。ペットボトルに入っている清涼飲料水をたくさん飲んで起こる高血糖(血液中の糖分量が多い状態)です。 症状として、のどが渇く、尿量が増える、疲れやすい、吐き気がするなどが挙げられます。そんなペットボトル症候群を引き起こしやすいのが、スポーツドリンクです。 スポーツドリンクには、100ミリリットル当たり6gほどの糖質が含まれています。のどが渇くたびにスポーツドリン